2008年03月03日

【漫画】壊れた狂室

壊れた狂室
関よしみ
壊れた狂室


ハンサムな新任数学教師・藤巻は、成績至上主義の超問題教師。「バカは嫌いだ!」と言い放ち、成績優秀者にはあからさまなエコヒイキと、デタラメのし放題。しかし生徒たちは先生の寵愛を得ようと、決死の勉強合戦!?(裏表紙より)


表題作他『絶望へのカウントダウン』『裏切りのダンク・シュート』の2編を収録。

『壊れた狂室』では女生徒達が勉強して教師に気に入られようとする。自らの手をカッターで傷付け眠気覚まし、弁当は頭が良くなる生のマグロの頭部と目玉、脳に直接刺激を与えるために自分の頭に釘を打ち込んで電気を流して感電・・・。挙句の果てに、クラスメイトの大半が麻薬中毒を起こして殺し合いを演じる。

『絶望へのカウントダウン』では、凶悪で致死性の高いウイルスが街に散乱し、住人が自暴自棄になり、暴徒と化す。これほど希望に満ち溢れていて後味の悪い作品はそうそうお目にかかれないかと。

スパルタ教師の元でバスケットの合宿を行う『裏切りのダンク・シュート』は、部活のメンバーが練習と称する拷問にあい、逃げ出す者は殺されて、トレーニングのための重り代わりにされる・・・。
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2007年11月07日

【漫画】真夜中の少女

真夜中の少女
かずはしとも
真夜中の少女


真夜中にだけ、ツトムの店番する薬局に現れる少女ユウ。受験生のツトムにとって、その訪問は楽しい一時となったが、彼女は甘い思い出だけを残し・・・・・・。夢?幻?超不思議体験を描く、魅惑のネオ・ロマンチック・ホラー集!


表題作他『メモリー』『切れたミサンガ』『伝言板』『3年めの聖夜に・・・』の4編を収録。

5編のうち4編で登場人物が交通事故に遭う(そのうち3つは死亡事故)。かずはし先生のこだわりなのか、単にバリエーションが浮かばなかったのか・・・。

表題作『真夜中の少女』や、ふとしたことで前世の記憶が蘇り、言えなかった気持ちを伝えようとする『メモリー』、出まかせで駅の伝言板に書いた特徴通りの彼氏が現れる『伝言板』では伏線無しで無駄に人を殺して強引にラストに繋げている気が。

でも、ミサンガのせいで人間関係がドロドロになっていく『切れたミサンガ』では、なぜか可憐な美少女がいきなり工事現場でバイトを始め、まさに事故死してくれと言わんばかりの設定に潔さすら感じた。
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2007年10月24日

【漫画】おばあちゃんの怖い話

おばあちゃんの怖い話
犬木加奈子
おばあちゃんの怖い話


小さいころ、大好きだったおばあちゃんが、子守歌がわりに怖い話をそてくれました。でも、おばあちゃんは、死んだ今でも、毎夜話をしに、私の枕元にやってくるのです―――。(裏表紙より)


表題作他『老人の日』『よい子の街』の2編を収録。

表題作『おばあちゃんの怖い話』では、生前に毛嫌いしていたおばあちゃんに聞かせてもらった怖い話そのままの出来事が少女を襲う。

次の『老人の日』も老人つながりで、世界中の老人が若者の身体を乗っ取ってしまう。ところが・・・。老人の身体を突き破って出てくる触手のようなものが気持ち悪い。

『よい子の街』は住人全てが子供のような行動をとる街に引っ越してきてしまった少女の話。先生は授業をせずにおもちゃで遊び、魚屋は紙の魚を売り、母親は夕飯におままごとで作った料理を出す・・・。
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2007年10月19日

【漫画】手―怪奇迷宮―

手―怪奇迷宮―
渡千枝
手―怪奇迷宮―


ある日突然届いた不審な荷物。その中には、なんと"手首"が!!それは美都子の家に悲劇を招き、死へひきずりこもうと襲いかかる!!(裏表紙より)


表題作他『悪霊の絆』『4人目の乗客』の3編を収録。

『悪霊の絆』では人里はなれた別荘で、母親を亡くした少女の家庭教師をすることになった主人公に母親と思しき霊が付きまとう。『手―怪奇迷宮―』と同じく恋愛とホラーが違和感無く同居している。

『4人目の乗客』は渡先生の作品の中でも屈指の名作(個人的に)で、旅行へ行く日の朝に、轢き逃げされた女の子の夢を見た主人公が旅行先でいないはずの4人目の存在を目撃する。突如として主人公の背後に出現する霊の表情や、しがみついた時の笑顔がかなり不気味で『白い影法師』のあのシーンに匹敵するレベルかも。轢き逃げ犯の正体が意外だった。
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2007年07月13日

【漫画】13人のショートサスペンス&ホラー

13人のショートサスペンス&ホラー
犬木加奈子 川口まどか 関よしみ他
13人のショートサスペンス&ホラー


学校でも、家でも、怖いアイツがあなたのスキをねらっている。耳をかたむけちゃダメ!でも、怖い話だからこそ、聞かずにはいられない。(表紙そでより)


犬木加奈子・川口まどか・関よしみ・大橋薫・有田景・まるいぴよこ・長田ノオト・広野拓也・空路・平田京子・三条友美・平井一郎・谷間夢路先生による短篇ホラー傑作集。14編を収録。

グロありギャグあり奇病ありのバラエティに富んだ内容で良作揃い。単行本を出していない先生の作品まで読めるのが嬉しい。

関よしみ先生の『あたしのお葬式』は仮死状態で意識はあるまま葬式が進むという関先生らしい作品。

広野拓也先生の『サリバン氏症候群』では必ず死に至る病を患った女性の前に、死神が現れ・・・。

空路先生の『真夜中の朝礼』は個人的にダークホース的な作品で、狂信的な人間達が町の人々を裁きまくる。

三条友美先生の『穴の中』はカニバリズムモノ。ラストがグロいです。
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2007年07月02日

【漫画】怖いくらい当たるから

怖いくらい当たるから
井口 かのん
怖いくらい当たるから・・・


幸せになりたい!!そう願う洋美は、評判の女占い師に恋の相談を。彼女の言葉通りカレをGETした洋美は、占いを信じこみ、すべてを頼るように・・・。だが、思いがけない罠が―――!?


表題作他『罪の迷宮』『おとな狩り―夜は子どもの時間―』『逢いたい』の3編を収録。

いかにも少女漫画風の絵で描かれており、心理描写に重点を置いてある感じ。

おどろおどろしいホラーを期待して読むとダメかも。

どうでもいいですが、amazonさんの表記(画像クリックで飛べます)が間違ってますね。

○ 怖いくらい当たるから

× 恐いくらい当たるから
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2007年06月09日

【漫画】学園ホラーBEST選集 絶叫大予言

学園ホラーBEST選集 絶叫大予言
谷間夢路
学園ホラーBEST選集 絶叫大予言


世紀末の日本。とある町に現れた一人の男が予言した恐るべき未来とは―――!?


表題作他8編を収録。

表題作の『大予言』は、ハゲ親父がラップにあわせて予言をして、その通りの不幸な出来事が起こる話。救いようの無いオチが用意されている。

3話目の『夢路の脳爆科学読本』は身体改造系。

4話目の『異様島漂流記』は大量のフナムシが人間を内と外の両方から食べる話。

グロ・心霊・蟲と、1冊で幅広い恐怖が味わえます。
posted by 管理人 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | KCサスペンス&ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

【漫画】飼育病棟

飼育病棟
関よしみ
飼育病棟


身動きもとれず声も出ない身体で、病院のベッドに横たわる主人公。しかし、それは恐怖のプロローグにすぎなかった。すべての抵抗を奪われた彼女に、悪魔のささやきがきこえる。「君はぼくのものだよ」と・・・・・・!?


表題作他『真夜中の祝福』『聖母の葬列』の2編を収録。

『飼育病棟』はストーカー的なマザコン男の親が院長を務める病院に入院させられてしまった少女の話。親が経営する病院のためやりたい放題で、主人公の少女は精神的にどんどん追い詰められていく。声が出ないために意思の疎通もできず、親も病院側を信じきっているというまさに悪夢のような状況。

2編目の『真夜中の祝福』は主人公が志望校に合格した瞬間から、不合格を苦にした自殺者にすがりつかれ、動物の死体を家に送りつけられ、シンナー中毒者にでっちあげられ、親友を殺され・・・と、怒涛のごとく嫌がらせが続く。

3編目の『歳暮の葬列』は町全体がカルト教団に乗っ取られ、周囲の人間全てが狂信者になってしまう。個人的に3編の中で一番後味が悪かった・・・。

幽霊や妖怪は出てこないものの、それらを遥かに凌駕した人間の狂気を嫌というほど味わうことのできる一冊。読後はいや〜な気分になること間違いなし。
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2007年05月16日

【漫画】人魚の首

人魚の首
大橋薫
人魚の首.bmp


おくてのマキは、あこがれの先輩を友人のルミに奪われてしまった。積極的な彼女に嫉妬心を抱くマキに、夢の中で人魚の生首がささやく・・・「わたしを食べて・・・きっと美しくなれるわ。」と!?(裏表紙より)


表題作の他に人魚に絡めた短編2話を含む計5話収録。

『人魚の首』はすれ違いと誤解が、主人公の少女を狂気へと駆り立てる話。ラストはちょいグロ。

バッドエンドとハッピーエンドの話が半々くらいで、どの話も練り込まれた良作揃い。
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2007年05月04日

【漫画】お骨を配る少女

お骨を配る少女
蕪木彩子
お骨を配る少女


最愛のリョウを亡くした葉子は、夢に現れた彼の「生き返る方法がある。」という言葉に従い、遺骨を配り歩くことに・・・。しかし、それは、死に神との恐怖のとりひきだった―――!?


表題作他『夢中で殺人』『パパがママを殺した』『人形は何がお好み?』の3編を収録。

スプラッタで有名な作家さんであるだけに、かなりグロい。特に内臓がお腹から飛び出る描写が多い。

3編目の『パパがママを殺した!?』は、主人公の少女が父親が母親を殺したのではないかと疑う話で、少し意外なオチが用意されている。ホラー漫画を読みなれている(つもりの)自分もオチが読めなかった。

* * * * *

ちなみに蕪木彩子という名前は共同ペンネームで、片方(ひうらなつき)は、自宅に病死した親の死体をどうすればよいかわからずに放置して逮捕された。見つかった死体は頭の上まで毛布がかけられ、腐敗がすすんでいたという。

事実は漫画より奇なり・・・。

現在、ひうら先生は漫画家として復帰を果たしている。
posted by 管理人 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | KCサスペンス&ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする