2007年12月31日

【漫画】童鬼2

童鬼2
御茶漬海苔
童鬼2


おまえの怨み晴らしてやるよ!だから「目玉」をおくれ・・・(表紙より)


全2巻。1巻のレビューはコチラ。2巻には『呪いのトイレ』『おばあちゃん』『純愛の薬』『バレンタイン』『氷の微笑』『ハロウィンの夜』『ストーカー』『変身液』『クリスマスプレゼント』の短編10編を収録。

『おばあちゃん』では、村の因習により生贄にされた少女が童鬼と取引をして助けてもらう。自らが生贄にされるために産まれてきたことを信じたくない少女は真相を聞くために母親を問いつめるが・・・。

『氷の微笑』『ハロウィンの夜』『クリスマスプレゼント』の依頼者は両目を使ってまで取引をするが、どれもハッピーエンドと呼ぶには程遠いラストを迎える。
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2007年12月30日

【漫画】童鬼1

童鬼1
御茶漬海苔
童鬼1


約束を果たしたよ、さあ、目玉をおくれよ―――。(帯より)


『菜月』『死神先生』『赤絵お姉さん』『妖怪童鬼』『食中虫』『プール』『妖怪井戸』の短編7編を収録。

童鬼という不思議な力を持った妖怪(?)が、目玉と引き換えに願いを叶える。多くの者が、邪魔者や怨みを持つ者への復讐を願うが、童鬼の復讐は容赦が無く凄惨で、そのために願いが成就しても取り消す者も多い。

『菜月』では不条理なほど不幸な少女が童鬼にクラスメイトや家族への復讐を依頼する。草原の廃屋で虫と戯れる少女のメルヘンさと、真夏のプールに放置されたいじめっ子達の惨殺死体とのミスマッチが残酷さをより際立たせている。
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2007年12月29日

【漫画】怪談お初人形

怪談お初人形
森由岐子
怪談 お初人形


離島にある高砂家で、主人公・しほりの姉である汝美の婿となる良介が、婚礼の晩に謎の自殺を遂げた。

汝美は良介が死んだのは高砂家に伝わるお初人形のせいだと言い、気を病む。

ひと夏の思い出に文通相手の夏樹を招待したしほりだが、その晩から汝美の様子がおかしくなり、しほりや夏樹の周囲でも不可解な出来事が相次ぐ。

* * * * *

人形の目的は汝美の身体を使った恋愛の成就であり、夏樹との仲を邪魔する者は排除しようとする。それが人形の呪いの正体。

目の下にクマをつくり、歯茎を剥き出しにして不気味に微笑みながら迫ってくるお初人形のビジュアルが凶悪。
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2007年12月28日

【漫画】魔女を切り裂け 血まみれ館の首

魔女を切り裂け 血まみれ館の首
さがみゆき
魔女を切り裂け 血まみれ館の首


幼い頃に親に捨てられた少女・久美は、南条家で娘の冴子と共に育てられた。

ある日、冴子が母親・千秋の絵を描いていて、窓の外に入院中の千秋の姿を目撃する。急いで病院に駆けつけた冴子と久美だったが、千秋は既に死んでいた。

しばらくして、南条の家に後妻がやってきたが、冴子は不吉な言葉を口走り、久美は後妻の背後に死んだはずの千秋の顔を見る。

母の死という事実と後妻を拒否する冴子は黒魔術に傾倒していく・・・。

* * * * *

裏表紙の生首片手に妖しく微笑む女の絵がグロい。グロいだけではなく、血しぶきや紫色の背景と相まってなんとも禍々しい。

本編も、どんでん返しに次ぐどんでん返しの挙句、衝撃的なラストを迎え、そこでやっとタイトルの意味がわかる。

死んだ人間にツバを吐き捨てるほど性悪で、どんな状況になろうが徹底的に愛する者に執着する冴子の悪女っぷりは気持ちいいほど(?)だ。
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2007年12月26日

【漫画】悪魔の椅子

悪魔の椅子
広永マキ
悪魔の椅子


両親のいないサツキは、叔父の家で生活していた。ある日、古道具店で、気にいったボロ椅子を買った。サツキは疲れると、その椅子に腰かける。腰かけてウトウトした時だった・・・サツキの体に悪魔のような恐ろしい人影がかぶさってきた。すると鮮烈で残酷な火事の場面が・・・そして、六年前に死んだ両親の顔が焼けただれて現れた。


両親の死により、叔父の家で疎まれながら生活をするサツキの心の奥底にある願望を、意思のある椅子が叶える。胡散臭い叔父夫妻・意地が悪く高慢な従姉妹の愛子・叔父に金を無心する医師・何か裏がありそうなメイドなど、昼ドラのような人間関係が繰り広げられ様々な思惑が交差する。純真だったサツキもラストには・・・。

タイトルは『悪魔の椅子』だが、椅子は寧ろ幸せになるべき人が幸せになるための力を貸してあげていて、その幸せの上にあぐらをかく人間が勝手に自滅していく。
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2007年12月24日

【漫画】モーレツ変身!!エピルちゃん

モーレツ変身!!エピルちゃん
山咲トオル
モーレツ変身!!エピルちゃん


『モーレツ変身!!エピルちゃん』シリーズ9編と短編『地獄行き学園 怨霊少女』、巻末には山咲トオル先生のロングインタビューを収録。

いじめにより死んでしまった少女・エピルを、科学者の母親が復活させるのだが、200種の生物の細胞溶液を使っていたために、エピルちゃんは200種の生物に変身できる体になってしまう。

内容は馬鹿馬鹿しいが絵がグロい。

『地獄行き学園 怨霊少女』は、霊能力を持つ転校生の少女が、その土地にまつわる恐ろしい伝説をクラスメイトに聞かせる。霊を鎮めるための地鎮祭すらまともに行わない民衆に少女は・・・。

ちなみに『モーレツ変身!!エピルちゃん』シリーズでは、各話のタイトルがひばり書房や立風書房の名作ホラー漫画のパロディとなっている。確証は無いので間違っているかもしれないが、詳細は以下。帯の「今夜も眠れない ズンドコ・ショック!!」もひばりの表紙そでの「今夜も眠れない スリラー・ショック!!」のパロディか。

話数/タイトル/作者『元ネタ(当ブログにレビューがある作品についてはリンク)』

第0話/まだらの鍋もの/古賀新一『まだらの毒ぐも』

第1話/恐怖の変身少女/古賀新一『恐怖の猿少女

第2話/父さんお化けにならないで/白川まり奈『母さんお化けを生まないで』

第3話/エピルが泣く幼稚園/浜慎二『幽霊が泣く教室』

第4話/怪奇!!猫愛娘の街/白川まり奈『怪奇!!猫屍鬼の街』

第5話/毛まみれモトコの呪い/さがみゆき『血まみれカラスの呪い』

第6話/はつ恋ババア変/さがみゆき『はつ恋地獄変』

第7話/呪いの顔がゴゴゴとまた飛ぶ/古賀新一『呪いの顔がチチチとまた呼ぶ』

第8話/怪奇!スター不誕生物語/広永マキ『怪奇!スタ−誕生ものがたり』
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2007年12月22日

【漫画】たたりの猫少女

たたりの猫少女
古賀新一
たたりの猫少女


むかし、絵師・良伯は地獄絵を描くために、多くの猫を焼き殺した。そして今、猫たちの呪いはよみがえり、喜代子にとりついた。猫の化身になった喜代子を救うために、姉の由紀子は墓をほりかえしはじめた・・・・・・。(表紙そでより)


表題作他『たたりの蛇少女』も収録。本の裏表紙に描かれた、迫力満点で鬼気迫る猫少女のアップの絵が秀逸。

『たたりの猫少女』では、焼き殺された猫・地獄絵の完成を目指す良伯・死んだ妹、という3つの呪いが絡み合い、主人公を次々と襲う。大して落ち度が無いのに、由紀子呪われすぎ・・・。

『たたりの蛇少女』は、生物学者の家に家政婦としてやってきた少女が実は蛇の化身で・・・という話。実験動物を見てよだれをたらす少女がなぜか美しく見えてしまうから不思議だ。
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2007年12月20日

【漫画】怪奇!死人少女

怪奇!死人少女
日野日出志
怪奇!死人少女


こんな恐ろしいことが、この世にあるのだろうか・・・・・・!?私が地獄の日々を送るようになったのは、あの健康診断の日からです。生きているというのに、脳波の反応がゼロ、呼吸機能ゼロというのです。体中のあらゆる細胞組織が死んでいるのです。恐ろしい話です!!


健康診断で「死んでいる」と判断された主人公の百合。生きながらにして腐り、蛆が湧き、朽ちていくのはどんな気分なんだろうか。背中の皮膚を食い破り、大量の細かい蛆虫が出てくるシーンはトラウマ必至。

こう書くと単なるグロ漫画だが、主人公が「あらゆる万物に対する慈愛」の境地に行き着くという、手塚治虫先生の『火の鳥』と通じる壮大なラストを迎える。、葛藤し、生命の死と再生を受け入れ、何かを悟った百合を死人少女と呼ぶのはなんだか失礼な気さえしてくるのだが・・・。

ちなみにこの作品、映像化もされているが、家族の設定などが若干違うようだ。
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2007年12月18日

【ニュース】自称霊能力者、”不思議なパワーがある右足”を切断される

自称霊能力者、”不思議なパワーがある右足”を切断される(引用元:エキサイトニュース)

いくら霊的な力を信じて疑わない人が多いと言っても、これは発想が違いすぎる。

身体の一部をオカルト的な力の単なる出力装置と捉えていないのが興味深いです。
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2007年12月17日

【漫画】幽霊学級

幽霊学級
西崎正
幽霊学級


この物語はある地方でじっさいに起こった幽霊さわぎを書いたものです!主人公の岡本夕子は幽霊がでるといわれる学校へ転校してたび重なる恐怖につつみこまれて行くのです・・・・・・(裏表紙より)


主人公の夕子がひたすら幽霊を目撃してびびる話。引っ越してきたばかりの夕子になぜ幽霊がつきまとうのかがラストで明かされるが、「名前が似ているから」というそのしょーもない理由(?)にはびっくりだ。

夕子は陸上部で練習風景の描写もあるが、作者の西崎先生の絵にはなぜか躍動感が全く無く、走っている姿などが妙に滑稽に見える。登場人物も単純な顔をしているために、どうしても怖いシーンでも陰気になりきれない。もちろん、その愛嬌のある間抜けさもいいのだけど。

ただ、物語の中盤で、授業中の夕子の肩を叩いて現れた時の幽霊の描写のインパクトや演出は神懸かっていて、素直に怖い。
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2007年12月14日

【漫画】血とバラの吸血鬼

血とバラの吸血鬼
流悦子
血とバラの吸血鬼


キャーーッ!!白い雪に包まれた静寂が、突如激しい女の悲鳴で破られる。帰路を急ぐ少女は次の瞬間・・・・・・。それがすべての事件の始まりだった。(表紙そでより)


血を求めることを自制できない吸血鬼の少女・紅小路香子だが、エスパーの力を恐れられ、迫害された悲しい過去を持つ。

少なからず好意を抱いていた、主人公に「うぜろばけもの」と言われ、涙ながら新しい棲み家を見つけるために旅立っていく姿は心を打たれる。
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2007年12月13日

【漫画】顔のない死神

顔のない死神
広永マキ
顔のない死神


ロンドン郊外のW地方のメイヤー家近辺では、カラスが人間を襲い殺す事件が多発していた。

メイヤー家の未亡人・メイヤー夫人は、息子・ジェラードを事故で亡くしてからというもの気を病み、息子がまるで生きているかのような言動をとっていた。

一方、仕事をクビになり路頭に迷っていた青年・マイクの前に謎の男が現れ、マイクが由緒あるメイヤー家の男爵の相続人の資格があることを告げる。

メイヤー家にやって来たマイクと恋人のローザは、死んだはずのジェラードの姿を目撃する・・・。

* * * * *

古き良きイギリスを舞台にしたサスペンス。

映画『サイコ』を彷彿とさせる内容だが、『サイコ』と違うのは母と息子の立場が逆で、最後にもう一ひねり加えてあるところ。

ギルドというメイヤー夫人の召し使いが、『明日のジョー』の丹下段平に軽く髪を生やしただけのような中世イギリスの雰囲気に似つかわしくない物騒な顔をしていて、強烈なインパクトを放っている。
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2007年12月11日

【漫画】恐怖!白骨の池

恐怖!白骨の池
広永マキ
恐怖!白骨の池.jpg


古めかしい屋敷に引っ越した千代子は、前もって引越しを終えていた母親のやつれた姿に違和感を抱く。

屋敷の中に不気味に人の気配を感じる千代子と、ますますやつれ奇行をおかすようになる母親。

千代子の友人の兄の健治は、千代子の住む屋敷について調べるうちに、恐ろしい事実を知る・・・。

* * * * *

被害妄想に駆られながらも、お母さんがどこか色っぽい。

立風書房にしてはえらく無難にまとまっている作品です。
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2007年12月09日

【漫画】私を引き裂く呪いの死霊

私を引き裂く呪いの死霊
白蓮華
私を引き裂く呪いの死霊


この物語は、遠い飛鳥時代から伝わる邪霊の呪いが、現代の世に、なお生きつづけていることを証明するお話です。(裏表紙より)


飛鳥時代に人々を苦しめた巫女の怨霊が現代に蘇り、自らを封じ込めた尼の子孫に復讐を果たそうとする。

主人公・絵美の担任のジャッキー・チェンのファンだという女教師に憑依した悪霊との戦いの中で、絵美と絵美の家に居候している剣二との間には愛情が芽生える。悪霊について熱く語り合っていた絵美と剣二の突然のキスシーンは殺伐とした本編の中で浮きまくりだ。
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2007年12月08日

【漫画】みんな死んじまえ!!

みんな死んじまえ!!
川島のりかず
みんな死んじまえ!!


母親にもクラスメイトにも敬遠される少女・菊子の恨みが呪いの神に通じ、憎い者達は体中から針を突き出して死んでいく。

菊子の描く絵が残酷で、黒い太陽が描かれているのだが、菊子の感情が昂るシーンでその絵が重なりあう。また、菊子の母親は、自らの子供よりも、付き合っている男性を一番に考える。こういった演出方法や屈折した母子のあり方に関しては、川島先生は10年先を行っていたと言っても過言では無いかも?

表紙をめくってすぐの、蜘蛛と純粋に楽しそうにたわむれる菊子の姿が、本編を全て読んでから見ると切ない。
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2007年12月07日

【漫画】学校の怪談 アブナイ女教師篇

学校の怪談 アブナイ女教師篇
破邪
学校の怪談 アブナイ女教師篇


突如として現れたナゾの美人教師・四条縁。青い目を持つこの化学教師、実はマッド・サイエンティストだった。彼女の造り出す数々のアイテムで欲望を叶え、自滅していく生徒たち・・・。(裏表紙より)


全2巻。1巻には『痩せ薬』『死の香り』『秘薬』など10編を収録。

主人公の女教師が14歳でハーバード大学を卒業した天才という設定。無駄にエロいだけで、ストーリーテラーとしての魅力に欠ける。

少女が催眠装置で意中の男性の心を手に入れる『ずっと一緒に・・・』や、娘を自殺に追い込んだ少年達に母親が復讐をする『愛と憎』をはじめとして、グロも多め。
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2007年12月05日

【漫画】復讐鬼いけにえ少女

復讐鬼いけにえ少女
古賀新一
復讐鬼いけにえ少女


両親を早く亡くし、姉と二人暮らしの真由美は、姉の嫁ぎ先の田舎で生活することになった。醸造会社の社長邸だが、酒蔵がいくつも建ち何か不気味な雰囲気がただよっている。お手伝いさんもたくさんいるが、みんな気味の悪い顔をしている。そこには、隠された秘密が・・・!!(裏表紙より)


人体の一部を貢物として悪魔と取引をする悪魔崇拝者の家族と一緒に暮らすことになった真由美だが、目玉や耳や鼻や指を供えて怪しげな呪文を唱える様子を目撃しても「やだ お姉ちゃんたらとんでもない家に嫁いでしまったのかも・・・・・・」と納得する神経の図太さを見せる。

本編のほとんどで雨が降っていて、ぬるぬると這いまわる主人公と瓜二つの少女・ユキと相まって陰湿さを際立たせている。

いけにえにされ、地中の棺の中で「白アリになりたい」と白アリに自らを重ねるユキの姿が哀れだ。
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2007年12月04日

【漫画】闇からの使者

闇からの使者
三原一晃
闇からの使者


美佐の誕生祝いにと、パパが買ってきてくれた可愛い人形。美佐はさっそくその人形に"マヤ"と名づけるが、その人形には秘められた過去が・・・・・・。そして、次々と巻き起こる不思議な事件!!(表紙そでより)


一つの人形を巡り、人形を購入した一家と、人形の元の持ち主で人形に宿った少女の母親達のことが平行して描かれ、最後にその二つが交差する。

この作品、後に中身が全く同じでタイトルを『人形マヤの館』と変えて再販されている(ちっちゃく『闇からの使者』と副題がついているものの目立たない)。ネットの古書店などを見ていると、『闇からの使者』が『人形マヤの館』の数倍の値段をつけているので、内容だけ見れればいいのなら『人形マヤの館』を買えば事足りる。

余談だが『人形マヤの館』の表紙を開いてすぐのページには、なぜか黒田みのる先生の名前がクレジットされている。三原先生と何か関係があるのか、単なる誤植なのか・・・謎だ。
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2007年12月02日

【漫画】死を呼ぶコックリさん

死を呼ぶコックリさん
高園寺司朗
死を呼ぶコックリさん


1年前に突如として言動が赤子同然と化してしまった弟の冬馬の治療のため、軽井沢に引っ越してきた主人公・夏美は、コックリさんのお告げにより自分の部屋で地下室を発見する。

地下室で謎の煙にまかれた夏美は、地下室にクラスメートを次々に誘き寄せ、監禁してしまう・・・。

* * * * *

家族ぐるみで娘の趣味であるコックリさんを支援したり、自宅にまだ殺傷能力のあるギロチンを保有したりと、何かとクレイジーな一家だが、クレイジーなのは登場人物だけではない。

まず、高園寺先生が途中で力尽きたのか、最初と最期では絵の力の入れ具合が明らかに違う。最初は劇画に近い感じなのに、後半はしりあがり寿先生みたいな絵になってしまっている。だんだん絵が下手になる漫画なんて聞いたこと無いぞ・・・。

具体的には144ページ辺りから絵の様子おかしくなり、ラストが近くなるにつれ何がなんだかわからなくなるのだが、ストーリーの方も同時に崩壊が始まる。

娘に乗り移っていた女性の霊が独白→父親説得→即説得に応じる→父親が「ガ〜ン」とわけのわからないことを言っている間に突然現れたギロチンに父親の首セット→間一髪のとこで何の超能力も無い夏美が「止まれーっ」と言っただけでギロチンの歯がなぜか止まり、ページをめくったら霊も弟の病気も解決していて終了・・・という、もはや読者の理解を超越した展開。その間わずか20ページ。

(たぶん)サンリオさんの許可無くキティちゃんのグッズを登場させちゃったり、やりたい放題です。
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2007年12月01日

【漫画】悪霊の歌が聞こえる

悪霊の歌が聞こえる
斉藤栄一
悪霊の歌が聞こえる


部活の帰りの夜道には気をつけてください・・・・・・!!永井亜美はオーケストラ部に所属する中2の少女。バイオリンの先輩にひそかにあこがれています。ところが、亜美のまわりに気味の悪いヤモリが現れてから次々と奇怪なできごとが・・・・・・。(裏表紙より)


今をときめく男性アイドルが音楽を通して人々を邪悪な道へと導くプルソンという悪霊で、そのプルソンと超能力を持つ亜美の先輩との対決を描く。

先輩は「ぼくたちにはバイオリンが―そしてバッハやモーツァルトがついているじゃないか!」と熱弁をふるい、バイオリン片手にプルソンのコンサート会場に乗り込み、バイオリンを失うとエアバイオリンで戦いを挑むという勇姿を見せてくれる。
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